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「世間に公表したきゃすればいい。でも、なんの証拠もないからね。そう言われました。」
「じゃあ今回の裁判では、」
「それがあったんです。」
「証拠、ですか?」
「スタッフの1人が忘れ物をしてレストランに戻ってきたことがあったそうです。そこで襲われている私の悲鳴が聞こえてきて、こっそり録音してくれてたみたいで。それを提出してくれました。」
「…当時には手を差し伸べてくれなかったんですね。」
「んー…、でも今考えると私を助けようとしてくれてたのかなと思うことはあります。なるべく私を職場で1人にしないように、してくれていました。」
「そうですか…。」
「あの時助けられなくてごめん。これはせめてもの罪滅ぼしだ。そう言って自分の人生を投げ打って証人として法廷に立ってくれました。感謝しかありません。」
「Aさんは強いんですね。」
「そんなことないです。」
「もう、耳は大丈夫なんですか?」
「はい。幸いまだ症状が軽いうちでしたので処方された薬を飲んで、とにかく体を休めて気分転換をして…それで治りました。」
「それはよかったです…。でもまさか、そんなことがあったなんて。」
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涼-suzu-(プロフ) - 蓮和さん» ありがとうございます。みやだてくんはやっぱりバブめですよね。笑 共感していただける方がいて嬉しいです。次回もよろしくお願い致します(՞ ܸ. .ܸ՞)" (4月2日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - 完結おめでとうございます!垢は違いますが毎度コメントさせていただいてますバケモノです。素敵な作品をありがとうございました!!宮舘さんとの恋ってやっぱりいいですよね(?)私も宮舘さんは結構バブい域にいると思ってますw 第8弾も楽しみです! (4月1日 21時) (レス) @page45 id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2024年3月25日 17時