３日目 煙草【syp】 ページ4
昨日よりずっと寒い朝を迎える。
???「あ，居った。負け犬さん。」
昨日も見た展開。しかし，声が違う。舌っ足らずな甘い声。そのせいで言葉がより鋭く感じる。
『…日替わり制なのか？』
???「ま，そんなとこです。女の幹部長なんて珍しいですから皆さん期待してますよ。」
此奴が話し終わった頃。やっと姿を現した。
なんとも不思議な格好だ。バイクヘルメットを被っていて，全身紫と黒で染め上げている。
『そ。』
???「顔は可愛いのに，性格は全く可愛くないっすね。…でも，ロリ顔やけん寧ろアリ。」
新しい煙草に火を点けつつ，話し出す。
心底気持ち悪い。
syp「…あ。遅れました。俺はショッピ。知ってるとは思いますがここの幹部です。これからよろしく。」
よろしくは可笑しいだろう。
チーノにショッピ…か。何処かで聞いたことのあると思った。我々国幹部の新人2人。コンビネーションが良いと有名だったな。
syp「んじゃ早速…国王の秘密，教えてくれません？」
なんだ，その曖昧な質問は。…嫌，わざと曖昧にしているのだろうか。何方にしようと私が答えることはない。
『…。』
syp「…無視は駄目じゃないッスか。」
私はそんな言葉は聞きもしなかった。此奴がどんな拷問をするのか想像しているだけだった。
syp「悪い子やな。」
『っ！？』
ショッピが私の腕に煙草を押し付ける。ジリジリと痛みが伝わってくる。…地味に痛い。これ。
syp「吐く気になりました？」
ニヤニヤしながら聞いてくるが，私は首を横に振る。…痛。
syp「そ。ざーんねん。」
『痛っ…。』
すかさず２本目を出し，押し付ける。
私の服装は当然まともなものではない。露出している部分全身にこれをされたらかなりの痛みになるだろう。
syp「…キレイな体，汚れちゃうで？」
『…元々，汚れてるからな。今更っ…。』
此奴手慣れてる。きっと，他の奴にも同じようなことをしてきたのだろう。
syp「…そーろそろ吐いてくれませんかね？」
『はぁ，はぁ…。』
見渡すと，数え切れないほどの煙草が床に落ちている。
『…私は何も吐かない。』
syp「そー言ってられるのも今のうちッスけどね。」
すると，ショッピはもう終わりなのか帰っていった。
…痛い。痛い。でも，辛くはない。無実なのに問い詰められる彼奴等の方が辛いだろうから。
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とれにあ(プロフ) - 匿名ｯさん» 待たせてしまって申し訳ないです。今絶賛制作中なので気長に待ってくださいませ🙇♀ (4月22日 18時) (
レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
匿名ｯ - あ〜続きがすんごい気になってテカりそう.....(???)無理しないように更新頑張ってくださいませ!! (4月21日 20時) (レス) @page29 id: ed47510f53 (このIDを非表示/違反報告)
とれにあ(プロフ) - どっかのだれかさん» そんなこと言ってくださるなんて…嬉しすぎます！更新頑張ります💪 (3月31日 10時) (レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
どっかのだれか - 神作品みっけ…✨拷問してるときの表現がとてもわかりやすくて想像しやすいからめちゃ面白いです！無理なさらず自分のペースでいいので更新まってまふ…( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) (3月30日 21時) (レス) @page25 id: 3f3fe52288 (このIDを非表示/違反報告)
とれにあ(プロフ) - 燈矢さん» grさん可愛いですよね！ありがとうございます✨ (3月7日 17時) (レス) id: 0de92a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とれにあ | 作成日時：2024年2月2日 19時
